@ とうとう最近、周囲の人たちに『私=BLCD』というイメージが植えつけられた らしく………お、おめでとうわたし!(涙目で)先輩に渡すBLCDをチョイスしなくちゃー!とりまジェイルク(=子安×鈴木ちーちゃん)は必須、と……
どんどんまわりでBLCDデビューしてゆく知人たちに嬉しいやら悲しいやら^^
@ あまりにも声優熱が熱すぎて、どうにかしそうだったのでどうにかする前にブログを借りてみましt……スタァーーーップ!あれっ?もう手遅れじゃねーかこれ!どうにかしてるもいいとこじゃねーか!このチーズ蒸しパンが!!!!!
更新する暇を早くも見つけられないでいる。
ちなみにまだ借りただけなので本始動できたらサイトの片隅にでも置いときますノシ
@ 明日…体育大会とかこれなんて死亡フラグ?\(^O^)/すいませんカウントダウン明日書きます……!
<追記>今書きました!すいません!ほんとすいません!</追記>
刹那。
彼があんまり優しい声で彼が自分のことを呼ぶものだから、硝子ものにでも触れるかのように丁寧に触れるものだから、そのくせ自分を惹きつけて離さないものだから、性別とか年齢差とかそんなもの忘れてしまうほどに彼が彼であるものだから。
すべて『すきになってしまった』のひとことに集約されるその要因をすべて彼のせいにして、刹那は情けない気分で雑誌を捲った。以前では立ち読みしようとも思わなかったファッション雑誌である。隣りには子供のようにそわそわしながら一緒に本を覗き込むグラハムの体温があって、なんとなく、嬉しさの端っこでまた、憂鬱が心臓を抓ったのを感じた。
「刹那、何かほしいものはあるか?」
「…べつに、」
秋物は、春物と冬物を組み合わせればちょうどいい。第一ほとんど毎日制服であるし。刹那は心の中で素早い計算をし、結局服を切り捨てた。
だが、いきなりファッション雑誌をどっさり買い込んでセイエイ家に現れたグラハムがあからさまにがっかりとした顔をしたので、刹那はどうしたものかと考えてしまった。(俺は、悪く、ないぞ?!)
昼下がり、鼻歌交じりに敷居を跨いだグラハムは刹那の視線を感じると、「急に思い至って、服を買い与えたくなったのだ、好きなものを選べ!」と、瞳を輝かせ、雑誌の山を押し付けたのだった。自分が買い与える側だと言うのになぜこんなに瞳を輝かせているんだこいつは、貢ぐタイプってやつなのだろうか、以前見たバラエティ番組のないようが頭を過ったが、貢がれているのが自分だと思うとなんとなく気が滅入った。
「本当にいいのか?刹那は遠慮をしすぎる。私に対して遠慮なんてナンセンスだ」
年上ぶった言葉とは裏腹に、飼い主にお預けを食らった犬のようなグラハムがこちらを見る。なんとなく自分が悪いことをしたみたいだ。自分は一般的に妥当で無難と思える道を選択しただけなのに。俺は、悪くないのに。
「何も要らない。」
俺は悪くないのに、俺は望んではいないのに。彼があんまり優しい声で彼が自分のことを呼ぶものだから、硝子ものにでも触れるかのように丁寧に触れるものだから、そのくせ自分を惹きつけて離さないものだから、性別とか年齢差とかそんなもの忘れてしまうほどに彼が彼であるものだから。
俺は、こいつから離れられないでいる。
「何も要らない」
あんたさえいれば、それだけで。
そわそわ忙しなく動いていたグラハムの体が、かちんと固まって、白い顔に朱がさすのを見ると本当に、彼以外にほしいものなんて、何もないように思えた。
欲しがらなかったわけじゃない(いつもほしいものがそこにあるだけ)
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